性器ヘルペスを放置するとどうなる?内臓疾患につながる恐れも

2020年06月03日

初めて性器ヘルペスに感染したときの症状は、大変重い傾向にあり、ほとんどの医師が飲み薬を処方するようですが、それでも抗ヘルペスウィルス薬ではなく、細菌を殺す抗生物質であったり塗り薬(外用薬)であったりすることが多いようです。塗り薬で抗ヘルペスウィルス薬を処方されても、神経内のウィルスを治療することはできません。再発の症状は決して悪いことではなく、次からの再発症状を軽度にするという誤った考え方からそのような処方をする医師もいるようですが、それでは有効な対策にはなっていません。

性器ヘルペスウィルスに感染したまま放置していると、性器・お尻や肛門周囲などに水膨れや疱疹が多数現れるようになります。男性では、包皮や陰茎亀頭および陰茎幹に発症し、女性では陰唇や陰核、膣および子宮頸部に発現します。症状を放置することにより水膨れが破れると、強い痛みが出て38度以上の発熱や全身のだるさ、頭痛やリンパ節の腫れなどを伴うことがあります。排尿遅延や排尿困難・尿閉のほか、便秘や重度の仙骨神経痛が生じることがあり、女性は男性に比べて痛みが激しい傾向があるようです。

性器ヘルペスの潜伏期間は2日~20日と幅が広くなっているので、気づくのが遅れる可能性があります。感染した場所に水疱を伴った潰瘍ができて、初めて感染したときは、性器やその周りに痛みやかゆみが2~3週間続きますが、自覚症状が無い場合もあるので危険です。ほとんどの場合は、疼痛が強く、頭痛や項部硬直などの髄膜刺激症状を伴い、末梢神経麻痺が生じることもあります。ひどくなると、発熱をはじめ腎臓及び肝臓などの内臓へのダメージにつながったり、排尿困難にもなったりします。

このような状態のまま放置していると、特に女性の場合は、子宮頸癌になるリスクが高くなるといわれています。性器ヘルペスに感染した女性は、年に一度は子宮癌検診を受けるようにすることが必要です。妊娠して性器ヘルペスを放置していると、流産や未熟児分娩の可能性があります。出産時に感染している場合は、胎児が産道で分泌物と接触することで感染し、生後1~4週間で感染症を発症します。ヘルペス感染症を患って生まれた新生児の症状は重く、脳や皮膚に感染していることもあります。治療しないで放置しておくと、感染症が広範囲に及んでいる新生児の多くが死に至り、脳炎にかかって死亡する新生児もいます。治療を行っても脳に障害が残ることがあります。