性器ヘルペスの感染経路は?防ぐための対策もご紹介!

2020年04月29日

性器やデリケートゾーンの皮膚は、体の他の部位の皮膚と比べて柔らかく粘膜に近い状態なので、細菌やウィルスが侵入しやすいといわれています。性器やデリケートゾーンは、常に下着などに覆われているため、蒸し暑い夏はもちろん冬でも暖房の効いたあたたかい部屋にずっといると下着の中は高温多湿の状態になりやすく、ウィルスの餌となる皮脂や汚れも溜まりやすくなり、細菌やウィルスの増殖を助ける環境が整っていることになるのです。

また、既に性器ヘルペスを発症している患者との性行為によって、疾患部分が肌や口に触れてしまい感染することもあり、自分が気づかないうちに移されてしまったということになりかねないのです。こうした事態を予防し感染経路を絶つためにも、性器を中心とする下半身まわりを通気性良くしておく必要があります。ちょっと蒸れてきたなと感じた時は、トイレに立ったり屋外に出てみたりするとよいでしょう。また、性器やその周辺や太ももなどに水膨れのようなものを見つけた際は、その相手との性行為を止めるなどの対策が必要です。

ヘルペスウィルスには、1型と2型があり以前は、口唇ヘルペスは1型で性器ヘルペスは2型であるといわれていましたが、現在はオーラルセックスによって1型と2型の境目が薄れつつあり、ウィルスタイプにこだわるあまり診断に混乱をきたしているといわれています。しかし、基本的な対策をとって感染経路を塞げばむやみに恐れることはありません。以前は、医師側からのこれは駄目、あれも駄目といった過度に制限的な指導によって、恋愛や出世を諦めたり、生活を厳しく制限しなければならないとノイローゼ気味になってしまった患者も多かったようです。

最近では患者の気持ちに配慮し、神経のウィルス感染症としての対策という生活指導法に変わりつつあります。性器ヘルペスに感染した際に、塗り薬を処方されても、神経内のウィルスを治療することはできませんが、再発は今後の再発症状を軽くするという考え方のもと、塗り薬しか処方しない医師が存在します。しかし、症状が軽くても再発を繰り返す患者にとっては、毎回非常につらいことでありかなりの新たなストレスが発生していることがあります。年6回以上の再発を繰り返す性器ヘルペスの患者には、再発抑制治療として抗ヘルペスウィルス薬を毎日飲み続けることが承認されたので、積極的に内服をすることが再発予防につながると考えられます。